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【看護】看護の道具について知ろう!! パルスオキシメーター 正確に測定できてる?

今回はパルスオキシメーターについての記事を書いていきます。

普段何気に使用している、パルスオキシメーターの注意点について、みなさんと勉強していければと思います。

【看護】パルスオキシメーター正確に測定できてる?

以下パルスオキシメーターの注意点です。

  1. 指先が冷えていないか?
  2. 装着部位は安定して装着できているか?
  3. 装着直後の数値をみていないか?
  4. マニキュアをしていないか?白癬で爪が肥厚していないか?

では一つずつ解説していきます。

【看護】パルスオキシメーターの測定注意点 指先が冷えていなか?

パルスオキシメーターの原理として、機械から、2色の光を通して、透過する光と、透過しない光の割合いから酸素飽和度をだしています。

動脈血酸素飽和度と言うだけに、その割合を出すために、動脈の拍動を感知できる場所でなければなりません。

そのため、指先が冷えて、末梢の血管が収縮している状態の時にでは、拍動をうまくとらえる事ができずに、測定値は低く表示される場合があります。

例えば、冬など寒い季節で指先が冷たい。または脱水などで、末梢血管の血流が不足していて、指先が冷たいなど。このような場面がよく見かけると思います。

そして前者も後者も末梢の血管が収縮している事が考えられます。

このような場合には、温める事で、収縮した血液を拡張させ、血流を促進し循環を良くします。そうする事で、SPO2の正確な値を測定する事ができます。

もし手先が冷たくて、測定できない場合は一度ホットタオル、手浴を行うなどの対策をとってみてください。

実験で一度、氷水につけて、その後SPO2を測定してみました。

5分のタイマーでつけてみましたが、実際は1分半でギブアップです。1分半でも、痺れるぐらい痛かったです。

その後装着してみると、問題なくSPO 2 99%の値を示しました。容易に末梢血管を収縮することが難しいみたいですね。

【看護】パルスオキシメーターの測定注意点 装着部位が安定して装着できているか?

脈拍を感知して、測定しているため、装着部位が安定していないと、脈拍を感知する事ができません。

例えば、パルスオキシメーターの機械の奥まで、指先を挿入できていない。指先が震えている状態などがあります。

この様な場合、測定に時間がかかり、脈波が安定しないため正確な数値を測定する事ができません。

一度実験で装着後、指を上下に動かしました。

直後、SPO2 95%でした。やはり安定して測定はできていないようです。

そのためにも、まずは、パルスオキシメーターの奥まで指先がキチンと入っているのか確認しましょう。また指先が震えている場合などは、震えている手を支えましょう。そうする事で、安定して脈波を感知する事ができ、正確なSPO2の値を測定する事ができます。

特に高齢者やパーキンソン病などの方は、手指が震える事があるので、安定して測定できるような、対応をとりましょう。

【看護】パルスオキシメーターの測定注意点 装着直後の数値をみていないか?

パルスオキシメーターを装着した直後の数値で、SPO2値を記載していませんか?

脈波を感知し、SPO2値の表示が安定するためには、時間を要します。その時間は約20秒程度です。

そのため、直後の数値では、正確な測定値より、高く示したり、低く示したりします。

この事から、直後のSPO2値ではなく、20秒程度待った値を記録として記載しましょう。

特に不整脈のあるご利用者であれば、脈拍の感知に時間がかかります。

いつも私はパルスオキシメーターを装着しながら、20程度、実際の脈拍を触診する事にしています。そうする事で、だいたいの実測値もわかりますし、不整脈の有無、頻度についても情報として得られます。もちろんパルスオキシメーターで脈拍が測定できますが、それにばかり頼るのではなく、実施に看護の手を使い情報を得ることも重要です。

【看護】パルスオキシメーターの測定注意点 マニキュアをしていないか? 白癬などので爪や皮が肥厚していないか?

測定の原理として、2種類の光をとおして、SPO2の値を測定していると説明しました。

マニキュアを塗ることで、パルスオキシメーターの光がしづらくなり、SPO2値が低く表示される場合があります。特にマニキュアの色では緑色青色茶色では光が透しにくい事でSPO2値が低く表示される場合があります。

そのため、マニキュアがある場合には、ご利用者さんに説明し、除光液で除去しましょう。色のついていない、透明のマニキュアなども透過性を悪くするため、注意が必要です。

次に爪白癬の方も爪が肥厚してSPO2が測定しづらくなります。その場合は、違う部位での測定を試みましょう。

もし、爪白癬や、マニキュアを除光液で除去できない場合は足の指や、もし、SPO2のプローベ変更できるのであれば、耳たぶなども有効です。しかし在宅では、そのようなパルスオキシメーターのデバイスがない場合が殆どです。

その場合は、指先を縦に挟むのではなく、パルスオキシメーターを横にして測定してみてください。挟む方向を変えても、SPO2値を測定できるので、一度ためしてください。

これも実験で試しにやってみました!!

白癬は真似することができないので、マニキュアの青を一度塗って試してみました。

少し時間を置いても、SPO2値はうまく表示されませんでした。

そしてマニキュアを塗った状態で、パルスオキシメーターを横に装着してみると。

表示ではSPO2 96%とやや上昇しました。

しかし普段のSPO299%なので、やや誤差が生じてしまいます。横にする方法を行うと、感知する測定部位の幅が十分にないため、測定値の誤差が出るだと思います。

横向きにして測定する方法は、マニキュアを落とせない時の手段の一つとして、選択してもいいでしょう。

【看護】パルスオシメーター正確に測定できている?まとめ&最後に

今回はパルスオキシメーターの測定についての記事を書きました。

最近はコロナウイルスの流行感染にともない、身近な道具となりました。

ぜひ今回学んだことから、正確なSPO2値の測定し、アセスメントの一つの指標として活用していただければと思います。

本日のまとめ パルスオキシメーター正確に測定できている?

  • 指先が冷えていれば、温めよう。
  • 測定中は動かさない。きちんと装着できている確認しよう。
  • 装着し20秒待った数値を記録しよう。
  • マニキュア、白癬があれば、測定部位を変えよう。

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もし記事を読んで、訪問看護に興味があれば、訪問看護の世界へぜひ!!

 

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