みなさんこんにちわ「WAKANのカズヒロ」です。
今回は【訪問看護】どんな疾患が多いの?〜厚生労働省の統計を参考に〜についての記事を書いてきたいと思います。
訪問看護に興味があるけど、どんな疾患のご利用者さんがいるの?
私でも大丈夫かな?
そう思われる方もいると思います。
統計的にみて、どのような疾患が多いのかを、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。
目次
訪問看護の疾患の割合
今回は厚生労働省が作成した、訪問看護利用者の、疾患統計データーをもとに説明していきます。
令和元年介護サービス施設・事業所調査 詳細票編 居宅サービス事業所 訪問看護ステーションの利用者
第1位 循環器系の疾患 脳血管疾患
第1位は脳血管疾患です。カテゴリーとしては、循環器系疾患の利用者が最も多く、その中でも、脳血管疾患が一番いのです。
例えば脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などがあげられます。
脳血管系の疾患では、障害部位により、麻痺などの運動障害や、失語や構音障害などの言語障害が起きる場合があります。
また意識障害や嚥下障害など、さまざまな障害が起こります。
そのため、自宅での要介護状態となり、ヘルパー、訪問看護を利用する方が多いと考えられます。
実際に私が関わっているご利用者にも、脳血管疾患の方が何人かいらっしゃいます。
例えば、言語障害があるご利用者であれば、言語聴覚士と情報共有しながら、言葉の訓練をしたり、嚥下機能に問題があり、胃ろうをからの注入を行なっているご利用さんがそれに当たります。
そのほかにも、麻痺があるご利用者であれば、福祉用具や、住宅改修でつける、手すりの位置などの提案も、ADLの状況に応じて、看護師がアドバイスする事もあります。
第2位 悪性新生物
第2位は悪性新生物です。今では、2人に1人は癌になると言われています。
そして令和2年の死因原因が第1位です。
では癌系でどこの部位の癌が一番多いのでしょうか?
サイトでがん情報サービスと言うものがあります。
それを参考にしてみると、下記の枠の内容にでした。
男女の総数の癌の罹患率順位 2018年
- 大腸
- 胃
- 肺
- 乳房
- 前立腺
これをみると、消化器系の癌を患っている方が多くいるのを感じます。
また癌の利用者では、ターミナルケアで関わる機会が多いです。
そのため終末期の看護について勉強しておくと、その過程に応じた看護のケアを行う事ができます。
第3位 筋骨格系及び結合組織の疾患
第3位は 筋骨格系及び、結合組織の疾患です。
例えば関節リウマチ、椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、脊柱管狭窄症などです。
関節リウマチのご利用者であれば、手指、足の変形を認めて、薬の管理ができないなどで介入する場合があります。
脳血管も筋骨格系の疾患もそうですが、ADLの低下が起こり、要介護状態となり、訪問介護や訪問サービスなどを利用が開始される事が多くあります。
しかし私自身、筋骨格系や結合組織の疾患が3位だとは想像していませんでした。
患者調査平成29年 を調べてみると外来通院患者数は第3位と患者数が多い事がわかりました。
外来通院の患者が多いという事は、在宅で過ごされている方が多いと言う事が、推測できます。
この事から、状態は安定しているが、訪問看護のサービスを利用しながら、自宅での生活を続けている方が多いと考えられます。
第4位 循環系疾患 心疾患
第4位の疾患は心疾患です。
最近では、死因の疾病で1位の悪性新生物に続き、2位と高い比率をしめています。
私の経験から、循環器疾患のご利用者で多いのが、心不全や弁膜症の方が多いと感じます。
心不全のご利用者は、退院後も在宅でセルフマネジメントが必要とります。服薬管理、水分管理、食事の管理さまざまな事で、看護師が関わる場面が多いくあります。
第5位 精神及び行動の障害 統合失調症
第5位は統合失調症となっています。
精神疾患のご利用者の関わりとしては、服薬管理であったり、セルフマネイジメントの部分で関わる機会があります。
最近ではWHOの方針では長期型精神科療養の病床数を2020年までに20%減らすとなっており、この事から日本の病床数を減らしてはいる様ですが、まだまだ20%には達していない様です。
今後、長期療養型精神病棟がへり、受け皿となるような、施設が増える事や今後、在宅へ向けての支援を増えると予測されます。
そうなると、訪問看護の需要もこれから、ますます増えていくと考えられます。
まとめ&終わりに
今回は【訪問看護】 どんな疾患が多いの?〜厚生労働省の統計を参考に〜と言う記事を書いてみました。
まとめ 訪問看護 一番多い疾患は?
第1位 脳血管疾患
第2位 悪性新生物
第3位 筋骨格系及び結合組織の疾患
第4位 心疾患
第5位 統合失調症
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。より良い看護を目指してみなさんと学んでいればと思っています。
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