今回は訪問看護師の訪問バックの中身について紹介していたいと思います。訪問バックの中にはどのような物が入っているのか、自分が使っていて便利だなと思った物、在宅で代用している物品など記事にまとめましたので最後まで読んでくれれば嬉しいです。
目次
訪問バッグの中身の主要物品
『体温計、血圧計、パルスオキシメーター、聴診器』
看護師として必要最低限の物品はこれで決まりだと思います。
ご利用者さんの体調の変化を見るための物品として、体温計、血圧計、パルスオキシメーター、聴診器があれば、大体はバイタルサインとり、アセスメントすることが可能です。
体温計、血圧計、パルスオキシメーターなど電子機器類は、頻回に使ってると電池が切れる事がるので、予備の電池を持っておくと安心です。いざ使おうとして、物品が電池切れで使用できなければ、十分にアセスメントできない場合があります。
血圧計は、自動血圧計を使用している事業所もあると思いますが、私の事業所では電子血圧を使用していません。
コストの関係もあるのだと思います。
他理由としては血圧が低い場合や、不整脈の方では、正確に測定できない場合があるからかな?と自分の中では思っていますが、自動血圧計で測定できない血圧なら、問答無用のDRコールですよね。
コストの関係が大半かなと思います。
病院ではほぼ自動血圧計なので、久しぶりに聴診法で血圧測定をした時は、少し新鮮な感じがしましたし、時々利用者さんによっては、動脈の拍動音がわかりづらかったりします。
電子血圧計ではボタン一つでしたが、聴診法での血圧測定は、ご利用者さんの個別に合わせて、聴診器の当て方など、少し工夫していかなければならないなと、経験して思いました。
看護rooで血圧の測定方法がのっていたので、リンク貼っておきます。参考にどうぞhttps://www.kango-roo.com/learning/1508/
体温計はCOVID−19流行に合わせて、非接触型の体温測定器を利用されている事業所もあると思います。
私の事業所では、従来の体温計を仕様しています。非接触型の体温測定器は測定速度も速いですが、気温が高い場所では、体温が高く表示され、気温が低い場所では低く表示される場合があります。
正確に測定できていない場合もあるので注意が必要です。
夏なんかは、外で動いた時や、暑い車内で待機して施設に入って、非接触型の体温計を測定したときに‘“ブー、、、、ブー、、、、‘と画面が真っ赤になり、✖️マークが出たこともあります。
まるで病原菌の侵入者扱いです(笑)少しクールダウンして測定すると「正常の範囲ないです。」と◯マーク。今じゃどこでもみるゲートキーパーです。調べてみると値段は120000円から20000円程度する様です。
非接触型の体温測定器って結構値段するんですね(泣)
聴診器は手動の血圧測定器なら必ず使用しますし、呼吸音、心音、腸蠕動音などフィジカルアセスメントには必要な道具です。
聴診器だけは持っていると言う前提だったのか、事業所からの支給はされませんでした(笑)
ちなみに私も看護師10数年になりますが、聴診器はリットマンClassicⅢを利用しています。それはなぜかと言うと、看護学生時代からリットマンを使用しているからです(笑)
聴診器もピンキリで、おもちゃみたいな聴診器もあり、イヤーピースが硬くて、フィットしない物もあるので、私はそれなりの値段はしますが、聴診も問題ないし、イヤーピースも不快なく利用できるので、リットマンを使用しています。
3種の神器ではなく、体温計、血圧計、パルスオキシメーター、聴診器この4種の神器があれば大体の事は対応できると思います。
パルスオキシメーターも最近ではCOVID-19の流行で、需要のある物品になりましたよね。
講義を受けた時に、パルスオキシメーターは日本人が発明した物と教えてもらいました。
調べて見ると日本光電の青柳 卓雄氏がパルスオキシメーターの原理を発明したと記載されいます。
興味がればリンク貼っておくのでご覧ください。
https://www.nihonkohden.co.jp/information/aoyagi/
ICUに居てた時の名残と言うか、自分自身ペンライトがないと落ち着かない感じがして、ペンライトをボールペンと共に、ポケットへ忍ばせています。
脳疾患系の方には使用することもありますが、正直あまり使用する機会はありません。
私は口腔内の様子や、照明が暗い時に照明代用として使ったりします。
時々ですが、お亡くなりの事前確認時に使用する事があります。
先生より先に呼ばれて、見た感じもう亡くなっているだろうと思っているのですが、一応確認しとこうかなと思い、その際に瞳孔観察時に使用します。
主にバイタルサインをとる時に使用する物品が主要となる道具ですが、訪問看護師のバッグの中身はまだまだ沢山のものが入っています。
訪問バッグの中身のサブ物品
『手袋、ゴーグル、ディスポーザブルガウン、ハサミ、etc….』
訪問バッグの中身は人それぞれといった所でしょうが、私のカバンの中身を紹介したいと思います。
感染予防具
・マスク・ゴーグル・手袋・ディスポーザブルガウン・手指消毒用アルコール・物品消毒用の綿花
処置物品
・ハサミ・滅菌ガーゼ・防水フィルム・包帯・創傷用吸収パッド・ワセリン
・テープ・ニッパー(爪切り)・舌圧子
採血時使用物品
・駆血帯・アルコール綿・綿花
他物品
スケール(ものさし)・新聞紙・ビニール袋・付箋
割とカバンの中に色々詰め込んでいますね(笑)
訪問先での物品を使用する事がほとんどです。
しかし時々イレギュラーな事が起こる場合があります。
例えば転倒して擦過傷ができてしまった時には、皮膚の状況に応じて、滅菌ガーゼや創傷用吸収パットも使用します。
他でいえば、ストーマの補強のために防水フィルムを使用したりなど。その場に応じて、持ち合わせの物品を使用します。
感染予防具は自分自身と、他のご利用者さんの安全を守るためにも、必ずバックの中に用意しておきます。
なぜなら病院とは違い、ご利用者様宅には、予防具などは常備されていません。
ある程度事前に感染症を持っている人が分かっていれば対策ができますが、病院みたいにすぐに検査ができないため、発熱や、感冒様症状があれば、現場で判断し、タイムリーに対策を講じる必要性があるからです。
また居住環境も、ご利用者さんによって違うので、衛生面を考慮しなければならない環境では、手指消毒や手袋、またはスリッパなども必須となります。
正直なかなかなカオスな環境で生活しているご利用者さんもいるので、現場の状況に合わせて対応が必要となります。
その他の物品として、物差しは褥瘡や皮膚トラブルの計測に使用しますし、新聞紙は私の場合は、汚物の処理や、採血やルート確保時に血液で周囲が汚染されない様にするために使用したりします。
訪問看護師のバッグは、救急カートまでとは言いませんが、コンパクトな処置カートみたいな感じです。
訪問バッグの中身は、、番外編 車に積んでいる物品
訪問バッグ以外にも、車でのトランクには色々なものを私は常備しています。
例えばこんな物品です。
- 空き瓶
- お薬カレンダー
- 予備 マスク、手袋、ガウン
- ハンガー
- スリッパ
- エンゼルケアセット
- 靴下や予備のユニフォーム
空き瓶は針やアンプルを破棄する容器として使用します。
お薬カレンダーは内服管理が必要なご利用者さんに自費で購入してもらっています。
値段は50円程度で、00円均一の物品よりも安く、見やすく、丈夫で使いやすい物になっています。
ハンガーは点滴を吊る時に使用し、カーテンレールや照明の部分に取り付けたりして、支柱棒の役割を果たしてくれのです。
エンゼルケアセットは、突然のお亡くなりの時用のために最低1個から2個は予備に準備して起きます。
予備のユニフォームや靴下があれば安心です。
汚染したまま濡れた状態では、ご自宅に訪問するのは失礼ですし、衛生面的にも問題があります。
僕も一度だけ、清拭を終えたて、バケツの水を捨てようと思って、バケツの縁を持つと縁が折れてしまい、水をぶちまけるてしまい、ボトボトになってしまいました。
その時にちょうど予備の、靴下やユニフォームを持っており一安心。しかも一件目の訪問でしたので(笑)もし忘れていたらと思うと、ヒヤヒヤしながらの訪問になったと思います。。
最後に今日のポイント
『訪問バッグの物品を使いやすいように、まとめるのがポイント』
訪問バッグの中には、今まで紹介していたように沢山の物品が入っています。
細かい道具もあるので、探すのに手間がかからない様に、小分けにするポーチを100均などで購入し、まとめておくことをオススメします。
手袋も箱のまま持っていくと、かさばりますが、ポーチに入れてしまえば、コンパクに収納することができます。
道具の仕様に分けて、ポーチもわけておくことをお勧めします。
今日は訪問バックの中身について紹介してみました。私の訪問バッグの中身についての紹介がほとんどでしたが、リアル情報です(笑)これ入れておくと便利だよ!!と言う物があればコメント欄に記載してください。
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。より良い看護を目指してみなさんと学んでいればと思っています。
この記事いいなと思ってくれれば、コメントやシェアをしてくれると嬉しいです。またインスタグラム、ツイッターしています。よければフォローよろしくお願いします。