輪と和でつながる場所

新人訪問看護の1日

訪問看護師として働き始めて7ヶ月が経ちました。病院で働いている時には、定刻になれば、全体の朝の申し送りがあり、その後は受け持ち看護師と夜勤との看護師の間での申しおくがあり。さあ!!1日の始まりといった感じです。

今回は訪問看護師の1日について記事を書いてきたいと思います。

既に訪問看護師として働いている方には、「もう知ってるよ」と思う事があるかもしれませんが、ステーションによって動き方は多少違うのかなと思います。

記事を読んでいただき、「私のステーションでの1日は、ざっくりこんな感じだよ。」と言うご意見あればコメントしてくれたら嬉しいです。

また訪問看護師として働いていない方には、割と新鮮な内容になっているのかなと思います。

私も実習で数日しか、訪問看護ステーションの動きを見たことはありませんでした。就職して、「あー1日の流れってこんな感じなんやね」と理解しました。訪問看護に興味のある方には参考になれば嬉しいです。

 

『事前に情報収集と、やることリストを作成する。』

私のステーションではiPadの支給と社用スマホを支給されます。

利用者の情報は、提携している電子カルテがあり、そこから記録や情報収集を行っています。

その電子カルテ専用のアプリがiPadにインストールされているので、電波が圏外でなければ、どこでも情報収集することが可能です。

情報収集は人それぞれかもしれませんが、私の場合は、前日の夜にすることが多いです。

訪問中の隙間時間を利用して情報収集を行う事は可能ですが、新規の利用者が突然入ったり、またスケジュールの変更などもあるので、基本的には業務が終わってからします。

情報収集したけど、スケジュール変わってる!!ってなったら、その時間が無駄ではないですが、うーんってなっちゃいますもんね(笑)

情報収集の中で電子カルテの内容だけ十分な場合は良いのですが、それだけでは不十分な場合があります。

それはチャット機能での情報共有をしているからです。

例えば、、

Aさん「山田さん明日訪問される方、浣腸お願いします。」

のようにチャット機能を利用して、利用者の情報共有をしているのです。

病棟の様に、日勤者と夜勤者が面と向かって、申し送りがないので、チャットのやりとりをチェックします。

事前に次の日に誰を訪問するのかを覚えておくと、その利用者さんの情報をとりこぼす事がなくスムーズにいけるでしょう。

やることリストは、今日はこの利用者さんの処置や確認事項など、ほかケアマネージャーさんへの連絡するなど。

よく言うto doリストです。私の場合は忘れっぽい所があるので、これを作った日と作ってない日では、あたり前ですが、前者の方がスムーズにいきます。

携帯にメモもいいですが、メモ帳に書き出す、一番これが頭に入ります。

基本メモ書き派なのですが、期間が長いものや、当日処理できなかったものなどは、アプリでメモを残しています。

社用携帯ではアプリをインストールできないので、自分のiphonでメモアプリ「TO DOリマイダー付き買い物……」を利用しています。

ウェジェットに変更する事ができ、ホーム画面にリストを表示できる、忘れがちな私でも目に止まりやすく便利なアプリなので是非使ってみてください。

他にもいいアプリあれば、コメントなどで教えていただければと思います。

 

午前中の訪問

『天気と交通状況の確認、ご利用者さん宅への訪問』

移動が車、自転車なら、天気の確認は大事ですよね。

自転車なら雨具を準備しなければならいですし、車であれば、雨の日は渋滞になる可能性があります。

車での移動の場合は交通状況も事前に知っておくと便利です。

工事がしていて通れない道があることで、遠回りする事もあります。大雨の日には、冠水して交通規制がかかる場所もあるので、自分が住んでいる地域の道路交通状況をインターネットで調べてみましょう。

私の場合は、始業時間が8時30分で、1件目が9時からの場合が多いです。移動距離を考慮し、だいたい8時から8時30分には自宅を出て訪問先に向かいます。

そして訪問が1件30分〜90分となっています。午前中多く回れて、3〜4件程度です。訪問先で少し記録をして、時間がある時に記録を仕上げていきます。

移動しながらの記録は危険で、効率が悪いので、停車時の隙間時間を見て記録をざっとします。記録→スタッフへ情報共有and必要であればケアマネージャーや医師へ電話をします。時間に余裕があれば、クリニックに足を運んで直接先生と情報共有を行います。

お昼休憩前には、スタッフ間で電話を繋ぎ、お互いの情報共有したり、カンファレンスをひらいて、意見交換をします。

今でこそリモート勤務と言いますが、訪問看護は基本単独での行動なので、以前より前からリモートで情報のやり取りや、カンファレンスや会議が行われています。

お昼休憩

『取れる時にしっかり休憩、休息を取ろう』

12時から13時までは基本的に休憩ですが、訪問のスケジュールにより、休憩する時間は各々違います。

事務所で休憩をとる時もありますが、車内でとる事が多いです。私の場合はお弁当を持ってきているので、お弁当を食べながら、携帯アプリでラジオを聴いたり、少しお昼寝をします。

もちろん、時間的に余裕があれば、外食も可能です。少し時間があえば、他のスタッフ友ランチ行く?みたいな事も可能なのです。

休憩はしっかり休みましょう。休める時に休む事が、次の訪問先への原動力となります。単独での訪問なので、誰にも気遣いせずに休憩できる事が、結構いい所だと思います。

午後からの訪問

『基本的には午前中と同じ、夕暮れ時の運転には注意しよう』

午後からは3件から4件程度訪問します。訪問だけであれば、基本的には午前中と同じような動きです。

夕暮れどきには、学生が下校する時間になる事と、夕暮れどきの太陽の日差しが視界を悪くすので注意が必要です。訪問先は狭い街路時を運転する事もあるので、‘交通ルールを守り、運転しましょう。

余談ですが、私の勤務するステーションでは毎週火曜の16時にズームで勉強会を行います。訪問がなければ、勉強会に参加しますし、自分が担当に当たっていれば、勉強会の講師を務める事もあります。

1日の終わり

『退勤を忘れずに、記録の抜けがないかチェック』

さあ!!訪問看護の1日の終わりです。最後の訪問が終わり、記録や、メンバーへの情報共有、外部への連絡など全て終われば勤務は終了です。明日の訪問先をチェックし、他スタッフへ確認事項などなければ、iPadで勤怠管理で退社を押して、自宅への帰路にたちます。

最後に

『訪問看護はタイムマネイジメントが大事』

1日の流れ的にはざっとこんな感じです。

急に新規依頼と言うイレギュラーな内容も稀にあったり、緊急訪問の依頼があれば、それに対応したりします。

また担当者会議や、退院前カンファレンスや、月末には計画書や報告書などの月末業務があるので、月末業務をこなし、時間管理をしつつ、ご利用者さん宅へ訪問していきます。

病院でも時間管理は必要ですが、訪問看護では、ある程度ご利用者の生活に合わせた訪問時間となっているので、訪問先までの移動の所要時間を考慮し、30分の提供時間なら、30分で終わるように行動していきます。

30分って長くない?と思うかもしれませんが、実際ご家族や、ご本人と情報収集や処置などをしていると、すぐに時間が来るものです。時間管理しつつ余裕のある訪問を心がけましょう。

今日は訪問看護師の1日の流れについて記事を書いてみました。私の経験がほとんどなので、皆さんのステーションの1日の動きなど教えてくれたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。より良い看護を目指してみなさんと学んでいればと思っています。

この記事いいなと思ってくれれば、コメントやシェアをしてくれると嬉しいです。またインスタグラム、ツイッターしています。よければフォローよろしくお願いします。

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