ナースはどんな仕事なの?
保健師助産師看護師法から見てみよう
1948年にできた法律であり、幾度となく改正されている様です。
それはさておき、その保助看法(保健師助産師看護師法の略)の中では、この様に記載されています。
看護師は「傷病者もしくは、じょく婦に対する療養上の世話、診療の補助」が看護師の仕事です。
「療養上の世話」と「診療の補助」シンプルにこの2つになります。
療養上の世話ってどんな事?
簡単に言えば、私たちが普段している事が、できなくなった状態の部分を援助する。と言った所でしょうか。
普段お風呂に入るけど、高熱が出てしんどくでお風呂に入れない、でも汗かいているし、スッキリしたい、服も着替えたいけど、体が怠くて無理。。
この様な場面で、清拭(体を拭く)や更衣の介助をします。
それって誰でもできるじゃん!!だって自分が子供の時に、家で熱出して、おかあさんがやってくれてもん!!
確かに、お手伝いさんと思われるかもしれませんが、看護師の免許は厚生労働大臣が発行するものなので、ただのお手伝いさんではありません!!
国家試験を受けて合格しないと免許を取得できません。
そのため、私たちが行う、清潔に保つための援助の中には、色々な考えや根拠のもと、ケアを行っているのです。
療養上の世話の種類
療養上の世話の種類は沢山あります。
- 清潔ケア→清拭、入浴介助、陰部洗浄、洗髪、足浴、手浴など
- 更衣介助→衣類の着脱の介助、衣類交換の介助。
- 食事介助→食事介助、胃瘻、胃管からの注入食の介助。
- 排泄介助→トイレ介助、オムツ交換、バルンカテーテル管理、導尿など
- 内服介助→内服の与薬、管理、胃瘻や胃管からの投与
- リハビリ→手術の後の運動や離床など
思いつくもの書いてみましたが、色々ありますね。
リハビリなんて、理学療法士に頼んだらいいじゃん?って思うかもしれませんが、四六時中居る看護師だからこそできる部分があります。
自分で介助した方が早いけど、自分でできる部分は行ってもらうことなどもその一つです。
病棟時代にはこの、自分で行える部分は頑張ってしてもらう!!lって言うのは、正直大変で根気が入ります。特に休日などスタッフ少ないし、、、、と。思うことは多々ありました。そこは業務との折り合いだと思います。
診療の補助はどんなものなの?
外来→〇〇科診察の先生の補助。
病棟→バイタルサイン測定や、医師の指示に元に行う点滴や採血、検査など。
アンギオ室→心臓カテーテル検査を安全に受けれるようにする。
手術室→手術前の訪問をして情報収集、手術する医師、看護師、臨床工学技師などと情報共有。
他にも沢山ありますが、このような内容になっています。
私の仕事は訪問看護師ですが、医師の訪問看護指示書をもらい、訪問看護を実施しています。
医師の指示に沿って、訪問時は指示中の点滴や注射をしたり、全身状態の観察を行ったりします。採血をクリニックを届けたり、医師と電話での情報共有のやりとりなども行います。
看護師の働く現場ってどんな所があるの?
私自身、病院と訪問看護の2種類しか経験した事がありません。
病院では病棟、外来などに働く場所が別れます。
新人であれば、初めは病棟からのスタートが多いと思います。
また病棟では夜勤があり、病院にはよりますが、3交代、もしくは2交代の勤務があります。
3交代なら日勤・準夜勤・深夜。2交代なら日勤・深夜と、2種類の夜勤体制があり、私はどちらも経験したので、またその経験談を書きたいと思います。
訪問看護はステーションから、自宅まで車・徒歩・自転車などので訪問し、自宅でのケアを行います。新人から訪問看護も最近はあるみたいです。夜勤はありませんが、緊急のPHSを交代でもち、電話がかかってきたら対応します。最近私もPHSを持つようになったので、今後も記事を書いていこうと思います。
看護師の働く場所は沢山あります。
- 病院(大学病院、一般病院、クリニック)
- 施設(特別擁護老人施設、介護老人保険施設)
- デイサービス・グループホーム
- 看護大学・専門学校教員
- 保健所・保険センター
- 保育園・幼稚園
- 老人ホーム
- 障害者福祉施設
- 企業の看護師
- 治験コーディネーター
- ツアーナース
- テーマパーク
- 美容クリニック
調べてみると沢山あります。
専門性の高い職業なので、色々な場所で活躍することができます。
また病院は全国どこでもあるので、働こうと思ったら全国各地どこでも働くことは可能です。
その特徴を生かして、トラベルナースと言う働き方もあります。
北海道から沖縄まで各地を転々と病院に6ヶ月程度働いて、また違う病院で働く。こうやって、色々な場所で働きながら、その土地を観光する事ができるので、旅行好きには良いかもしれません。
まとめ
簡単に看護師の働く記事を書いてみました。
・看護師の仕事は『診療の補助』と『療養上の世話』のこの二つですが、その内容は多岐に渡ります。自分が所属場所によって、内容は少し変わったりしますが、根本はこの2点です。最近では特定行為研修を受ける事で、医師の指示のもと、医師が行う領域の医療行為も可能となります。
・看護師は働く場所は色々あります。ある程度は選びたい放題のところもありますが、新卒を優先的にとる病院もあったり、美容クリニックなどは年齢制限があったりと、ある程度の基準を設けられている部分はあります。
しかし、コロナの影響もあり、現在はどこも看護師が不足しているので就職先は容易に見つかるでしょう。あとはそこが条件に合うかと言うところですが、飛び込んで就職してみたものの、合わなければやめて、違う場所に就職すればいいと私は思います。
私は、こんな場所で働いています。など経験された内容をコメントくれたら嬉しいです。