輪と和でつながる場所

オンコール当番について

オンコール当番は大変?

結論 準備していれば難なく対応できます。

準備をしていれば問題なく対応することができます。

あとはシンプルに、当番の回数をこなしていくと、慣れてきます。

病院の夜勤も、車の運転も回数をこなす事で、なれていくものです。

この事から、準備+慣れで、難なくオンコール当番をこなす事ができる様になっていきます。

今回は訪問看護のオンコール当番についてお話ししていきいたと思います。

オンコールってなに?

簡単に言えば『ナースコール対応』です。

自宅の電話から、オンコール対応の携帯電話に転送、もしくは直接電話がかかり、利用者さんを対応する当番です。

例えば、病棟では、患者さんのナースコールが院内のPHSに「100−1」と表示されますよね。そうすると1号室1番ベッドの〇〇さんが呼んでる!!「〇〇さんどうされましたか?」と言う感じだと思います。

そのPHSを生活の場で持って、利用者さんから、電話がかかってくれば対応する事を「オンコール当番」と言います。

制度の話になりますが、全てのステーションにオンコール当番がある訳ではありません。24時間対応できる体制が整っているステーションで、地方厚生(支)局支局長に届けでをして、受理されなければ、利用者さんにそのサービスを同意を得て提供する事ができません。

医療保険では、24時間対応体制加算は月一度の6400円の算定が可能です。※准看護師は24時間対応体制の連絡相談をする事ができませんが、看護師の指示で准看護師が緊急訪問を対応することが可能です。

緊急時訪問加算は2650円の加算を1日に1回だけ取る事ができます。

介護保険では緊急時訪問看護加算月1回574単位の介護報酬となるます。

オンコール当番の日はどう過ごす?

『充電OK、電源ON、マナーモードOFF、手に届く場所におく』一番重要な部分です。

基本的には直ぐに対応できるように、遠出はできませんし、飲酒などもできません。あとはオンコールが鳴って気そうな利用者さんの情報収集をしておきます。それ以外は特に電話の前で構えて待つ!!と言う事もしません。休日でも持つ場合もありますが、日中で、他のスタッフが勤務しているおり、対応できる状態であれば、遠出はできませんが、外出可能ですし、子供と公園で遊ぶ事もできるます。なんなら携帯電話の契約なんかも日中であれば可能です(笑)

オンコールが鳴りそうな利用者さんは、ターミナルであったり、状態悪化により特別指示書が出ている利用者さんなど、あとは最近コールが鳴っている利用者さんをピックUPし情報収集をしています。事前に情報収集をしてけばスムーズに対応できます。ピックUPしてた人から電話がかかってきたら、、、、ビンゴ!!と叫びましょう。そうでなくても、落ち着いて電話に出ましょう。そして電話を取って、要件を聞いたあとは、はい喜んで!!と言い対応しましょう(笑)少し誇張をしましたが、嫌な感じのトーンで話さない!!これを意識して電話対応さえすれば大丈夫です。早朝や深夜に電話することを、申し訳なく思う利用者さんや家族さんがいてるので、相手の気持ちになって対応すると、少しは相手の申し訳ない気持ちも和らぐかと思います。

あとはリラックスできるように、お風呂に浸かったり、入眠しやすい環境を作り、いつもより早めに寝ましょう。私は22時までには布団に入り、寝る準備をします。早めに寝て、備えることで、深夜帯のコール対応時の眠気や疲労度は少しは、楽になると思います。

オンコール鳴ったらどうする?

『名前、要件、状況を確認。』

まずは名前の確認は必須です。利用者さんの中に、慌てて電話をしてくる方もいます。落ち着いてもらい、ご利用者の名前を確認しましょう。そのあとは要件を確認します。そのあとは、現在の状況や、そうなった経緯なども確認しましょう。それを踏まえてアセスメントを行い、電話での対応でいいのか、訪問して対応するのかを考慮します。

看護師「はい、訪問看護ステーション〇〇の木村です。」

利用者「えーと、相談なんですが、主人がお昼過ぎから熱が出ているんです。」

看護師「午後からお熱が出ているんですね。ご利用者様のお名前を教えていただけませんでしょうか?」

利用者「山田 太郎といいます。」

看護師「山田 太郎様ですね(ここで電子カルテであれば、電子機器を利用しご利用者の情報を取りつつ話を聞く。)今はお熱何度ですか?熱以外の症状はありますか?」

利用者「今は37.3℃です。特に熱以外は普段とはあまり変わらない様子です。」

看護師「体温はいつもより、すこし高い様子ですが、普段と変わらないのですね。ご本人が希望するのであれば、氷まくらを使用してあげてください。寒いようであれば、冷やすことは必要ないです。もし体が寒くて、ブルブル震える様な症状や、他に呼吸がしづらい、呼吸がしんどそう、意識がいつもと違う、といった症状があれば、気兼ねなくご連絡ください。」

ご利用者「わかりました。ありがとうございます。」

例えで、簡単な説明ですが、このような流れです。対処方法と、起こりうる症状と、その対応まで助言してあげると、こちらとしても、早期に利用者さんへの対応ができます。

オンコール当番に気になる手当て

『1000円〜2000円+訪問手当』

大体平均して、1000円から2000円といったところみたいです。ちなみに、私が勤めている訪問看護ステーションでは2000円のコストはつきます。2000円の手当プラス、時間帯に応じた、緊急訪問件数の手当がつきます。相場は2000円から5000円程度です。10日持てば20000円の手当。そのうちどれだけ呼ばれるかは、その時の利用者層やタイミングにもよります。私はだいたい、月に10日のオンコール当番をして、そのうち呼ばれるのは、2から3件程度なので、そこまで多くはありません。ちなみに、この記事を書いている時に、緊急訪問の依頼が来て、一時中断し、緊急訪問してきました(笑)

最後に

オンコールは『在宅のナースコール』です。コールがあれば、対応し助言だけでいいのか、訪問した方がいいのかを判断します。初めは当番に当たると、緊張し電話がなると、ビックリします。(笑)また寝付きにくいことがあるかもしれません。回数を重ねる毎に、その環境に慣れてくると思いますが、無理はいけません。無理をさせないように、上司が調整すること。また当番者が無理であれば、無理と言いましょう。オンコールのストレスでパフォーマンスが下がっては本末転倒です。一つ言えるのは、『気持ちよく、丁寧に』電話にでましょう。

より良い看護を提供できるように、これからも皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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